アドベンチャーの月次(10月分)と決算について

月次

まずは月次から。10月分も変わらず高い取扱高の伸びでいい感じ

過去の月次についてはこのページの一番下にある記事を参照してください。

ただ1Q決算を受けて気になる点がいくつか。

取扱高(億円) 前期比
11月 非開示 +100%越え
12月 非開示 +100%越え
1月 非開示 +100%越え
2月 32.1 +125%
3月 40.4 +146%
4月 37.7 +98%
5月 42.5 +125%
6月 49.5 +120%
7月 66.3 +113%
8月 56.9 +121%
9月 55.2 +117%
10月 53.7 +121%

 

 

1Q決算と収益性

 

気になる点で、まずはグラフから。
決算説明資料がなぜか今期1Qから開示されていない(遅れているだけかもしれないが)。取扱高のキャンセル後の正確なデータや広告費がわからないため、正確な分析ができないが、ここでは1Qをキャンセル後数値の推定値で代用します。(決算説明資料がない以外にも、決算短信もかなり手抜きな感じ。短信は四半期報告書をコピペで済むはずなのに、かなり忙しいのかな。)

 

アドベンチャー:取扱高の伸び率と売上高の伸び率の比較
アドベンチャー:取扱高の伸び率と売上高の伸び率の比較

 

上のグラフをみると前期の1Qまでは売上高の伸び率がキャンセル後取扱高の伸び率を上回っていた(オレンジ)。

しかし2Qや3Qあたりから明確に下回ってきた(オレンジ)。

取扱高が増えても計上できる売上高が減っているので収益性が下がっているといえる。この点はかなり懸念材料だ。後で出てくるが、手元資金の問題や積極的な広告費の投資計画とも絡んでくる。

この(オレンジ)となった原因は何なのか。可能性として考えられるのは、もらえる手数料率(売上高に計上できるもの)が低い航空券が増加したとか、航空券以外にも事業を広げているのでその手数料率が低いとか。あとはオープンドア(トラベルコ)のようなメタサーチの影響の可能性もあり得る。

メタサーチの影響説は、一応オープンドアの売上高の伸びの傾向と整合性がある。
トラベルコは2016年10月27日からskyticketの国内航空券比較を連携開始していて(オレンジ)となった時期と重なっている(グラフ参照)。

 

アドベンチャーは、メタサーチ経由での流入時又は契約時におそらく一定率の手数料を払っている。この手数料がかさんで売上高の伸び率が取扱高の伸び率を下回ってきた原因なのではないか。

ただ一つメタサーチ説で確信が持てないのは、このメタサーチに払う手数料が売上高からの控除項目(純額表示)なのかという点。契約関係などにもよるが、純額表示ではなく総額表示な気がするので、メタサーチ説に確信がもてない。

ただオープンドアが売上高が+53.5 %でかなり伸びているしメタサーチに払う手数料がかさんでいること自体は間違いない、それが売上高から直接控除されているのかはわからないが。
仮にメタサーチ説が正しいなら、アドベンチャーは1Qで3億円くらいオープンドアなどのメタサーチに手数料を払っていてもおかしくない。

 

OTAの勝者はメタサーチ(オープンドアやトリバゴなど)なのか、それとも広告費をかけてシェアをとりにいくアドベンチャーなのか、そのいずれでもなくユニークな策で勝負しているエボラブルアジアなのか、この三つ巴は見応えがありますね。

 

現預金

アドベンチャーは1Q末時点で現預金は12.5億

    • 取扱高の急激な増加
    • 広告費の積極的な投入
    • 来年の7月には3億以上の借入金返済
    • ジラフに対する出資(金額は未発表)

 

これらを鑑みてどう考えても手持現金が厳しい

オープンドアやエボラブルアジアは現預金がそれぞれ30億円、21億円あることと比べても小さいといえる。株価が戻ったら増資などの資金調達があり得る。

 

過去の記事も参照してください

エボラブルアジアとアドベンチャーの月次(9月分)

エボラブルアジアとアドベンチャーの比較(月次)

フリークアウト、クックパッド、オープンドア、アドベンチャーの追加情報

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です