ファンコミュニケーションズの決算で考えるネット広告業界

ファンコミュニケーションズの決算

 

Safari11で実装されたITP機能のせいか、ファンコミュニケーションズの決算が結構やばいことに。

 

※ITP とは、iOS 上に追加された機能で、safari ブラウザが広告配信などを目的とする追跡用 Cookie
を識別すると一定期間後に Cookie の利用制限などを行うことを言います。

 

業績推移

ファンコミュニケーションズの決算
ファンコミュニケーションズの決算

 

今までは売上高は伸び悩みながらも右肩上がりなのが一転して減少。

売上高はITP機能の影響があったと思われる4Qから悪化し、YoYで売上高が5.3%の減少に対して、営業利益は23.6%の減少。

 

ITP機能のせいで、コンバージョンを測定しにくくなったり、Cookieを利用して追跡する広告が難しくなっている。

広告効果測定が難しくなって、企業が広告費を投入しずらくなったり測定できる投入先に見直したりしているのだろう。

 

月次は以下の通り。

ファンコミュニケーションズの月次
ファンコミュニケーションズの月次

 

先行して発表の月次で、ある程度株価にはすでに織り込まれているだろうけど、これからの業界の流れも見過ごせない。

 

 

 

ネット広告業界

 

アメリカでは、GoogleFacebookによるネット広告の寡占により批判が高まっている。そして、ネット広告業界は岐路にたっている。

 

広告により、ユーザーはネットから無料で情報を得られたり、サービスを受けられた。これが、ユーザーに支持され、爆発的に市場が広がったが、その結果、弊害も出てきている。

フェイクニュースやクリック数稼ぎ目的の過激な内容の記事、パクリ記事など悪い面も発達していった。

一時的な収益悪化をもたらすFacebookの最近の方針転換も、こいういったことが背景にあり、それを重く受け止めているということだろう。

 

これに一石を投じるのがアップルかもしれない。

アップルは広告で稼いでいるわけではないので、こういうことがドンドンできるし、Googleとの差別化にもつながる。これからも、Safari11で実装されたITP機能に限らず、制限を加速する可能性があると思う。

そうなればGoogleも無視できないだろうし、ネット広告業界への影響はすごいことになりそう。

 

 

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