フリークアウトの決算について

概要

  • フリークアウトは11/10決算を発表
  • LINE広告関連の売上と利益はかなり期待外れ
  • LINE広告以外でも2018年9月期はのれん償却等で大幅減益

 

 

LINEの運用型広告とフリークアウト

フリークアウトはLINE関連株大本命だった。

LINEの10/25発表の決算では運用型広告がかなり伸びていてサプライズがあっただけに今回のフリークアウトの決算はかなりやばい

ポイントは大きく分けて2つ。

1. DSP

2. M.T.Burn(LINEの子会社でフリークアウトの持分法適用会社)

DSP

4QのDSPの売上は3Qを下回った

dspの売上推移
dspの売上推移 引用:フリークアウト決算説明資料より

3Qは季節要因で低下するのは当然だが4Qはそれを下回ったのはかなりやばい。LINEの運用型広告の売上が急増しているにもかかわらずこの売上。3Qまでは決算説明資料で開示していたDSPであるRedの販売実績推移を4Qで開示してないし。

LINEの運用型広告売上の推移は以下の通りかなり伸びている。

LINE:運用型広告売上の推移
LINE:運用型広告売上の推移

 

LINEの決算については以下の記事を参照してください

LINEの決算について

もともとLINEの運用型広告では最低出稿額が100万円というきつい条件だったけど2017年4月からこれがなくなったのが大きいのかも。

「LINE広告枠買い付けを行う国内唯一の認定DSPベンダー」とかで注目されていたけど別にフリークアウトのDSP経由で買う必要がなくなったのでは?

 

この4Qの売上は、LINEの運用型広告でフリークアウトのDSP経由の売上がかなり落ちているだろうと予想できる衝撃的な数値。

M.T.Burn

M.T.Burnは、LINEの子会社かつフリークアウトの持分法適用会社。

フリークアウトは持分法による投資損益で利益を計上できるけど

LINEの2017.7-9月期は運用型広告の売上が急増しているのにフリークアウトの利益は大して増えていない。推移は以下の通り。

LINEの運用型広告売上とフリークアウトの持分法による投資損益との関係
LINEの運用型広告の売上とフリークアウトの持分法による投資損益との関係

 

LINEの運用型広告自体ははまだ伸びると思う。

でも伸びたところでフリークアウトの利益が大して伸びてこなければ意味ない。たぶん取り分がかなり少ないんだと思う。

DSPは伸びていないし、持分法による投資損益もLINEの売上の伸びに比べてゆるやか。これではかなりきつい。

 

LINEの決算については以下の記事を参照してください

LINEの決算について

2018年9月期について

 

売上高16,100百万円(当事業年度比34.0%増加)、営業利益 30百万円 (同95.0%減少)、経常利益720百万円(同40.4%減少)EBITDA 1,240百万円(同13.2%減少)

中期経営計画 引用:フリークアウト決算説明資料より
中期経営計画 引用:フリークアウト決算説明資料より

売上が伸びる予想なのは主に海外によるもの。ここからも国内のLINE関連の伸びは期待できないことがわかる。

大幅減益なのは、のれん償却等によるもの。

(余談だが、のれん償却が重くなるとたいていの企業はEBITDAの数値を出してくるか、IFRSに移行しようとする。)

今回の決算は個人的にはかなりのネガティブサプライズだった。もうLINE関連で買うことはなさそう。

中期経営計画は強気な感じだが達成できるのだろうか。

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